経済

覚悟した方がいい

中東の反政府運動が拡大を分析するマスコミはその要因を長期の独裁政権としているが、現実には食料高騰などインフレが原因である。サウジアラビアやアルジェリアの政府は自国に反政府運動が拡がらないよう小麦などの食糧類を大量に買い付けて価格安定の準備…

TPPが語られている。経済のことを考えてみる。

日本は貿易黒字が慢性的である。 つまり、それだけ紙切れが増え実質の財が流出していることに他ならない。紙切れとは米国債やドル紙幣のことだ。 さて、黒字が続くと言うことはどういう事なのだろう。ようするに輸入量が少ないと言うことだ。輸出によって交…

過剰生産恐慌

利回りを常に求める経済は、余剰を求め続け、気がつくとすっかり過剰になっている。 過ぎたるはなお及ばざるごとし今回の不況は証券や金融市場における信用過剰がきっかけになったが、信用過剰を作ったのは、消費需要に限界が来ており、生産過剰であるにもか…

所得税をいじろう

増税というと「消費税」のことのようになっているが、累進税率を上げるとどうなるんだろう。 現在は1800万円以上の個人所得に対して40%の課税が最高である。中曽根総理の時代から徐々に下げられ現在は低い水準にある。 一昨年に若干税率が上がっているが、…

派遣問題にけりをつけるには労働のグローバル化だ

建築など現場工事がある業界では偽装請負は伝統的なやり方だ。そもそも人件費は「人工」という単位で計算する。 一人一日15000円〜20000円程度の作業員を明日何処どこの現場に何人入れてくれと電話すると翌朝作業員が現場の前で待っていると言う具合だ。当然…

新自由主義的倫理観もついでに崩壊

リーマンショックから一ヶ月、前日のロイターはリーマンの破たんを織り込んだ上「株価の急伸は債券相場を圧迫」などと脳天気なことを書いている。しかし、金融機関の信用収縮に対しては厳しく言及しており、「現在の筋書きは大恐慌以来最悪の不況になる恐れ…