量的判断

美味しんぼ」を読んでるひとは全体から見るとわずか。
首相の「(福島の)状況はコントロールされている」「日本は世界一安全な原子力発電の技術を提供できる」などという発言がマスメディアのトップニュースとして何度も配信されることや、それに対する反論や汚染水流出問題、放射能汚染で出荷制限されている食品などの報道と比べてみよう。このように圧倒的に情報量が多い事例が世論や風評の形成に大きく影響しているはずだ。
むしろ、「美味しんぼ」をことさら取り上げたことでマスメディアに取り上げられ情報量が数十倍に増えてしまい問題を拡大させてしまった。損得を云々したくはないが「美味しんぼ」批判は現実的戦略としては失敗だろう。
原子力災害対策特別措置法に基づく食品に関する出荷制限があることは放射線降下物や流出汚染水の影響を現実的に表している。風評形成の背景として最も影響力があるはずだ。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001a3pj-att/2r9852000001a3rg.pdf