政治の時代
バブル景気を誘導したのが中曽根自民党、竹下が実権を握ってはじけさせたのが海部自民党。 失われた10年と呼ばれる不況。政治も混乱し続け再び自民党が与党になった村山社会党政権で社会党は事実上消えてしまった。 しぶとく生き残った自民党は橋本、小渕、森と続けたが国民の政治不信は極限状態に近づいていく。自民党を壊すと小泉が登場。景気が上向き始めたが内需は相変わらずぼろぼろデフレ状態の好景気という不思議な現象を作った。安倍福田と空白のような2年間。そして戦後最低の首相と呼ばれるであろう麻生。 細川・羽田内閣も自民党分裂騒ぎに乗じてできた内閣。 結局この国の政治は自民党に振り回されてきた。 いざなぎを超えた小泉竹中景気も経済格差を拡げただけで終わった。 内需関連の国内企業はぼろぼろである。 トヨタがしけると、地元名古屋も悲惨な状態だ。 政治の中枢にいた政権与党自民党を下野させ、機能不全の官僚機構を変えなければ、この国そのものが賞味期限切れになる。 民主党を選択することに躊躇する気持ちは理解できる。小沢は竹下の門下生。 最も自民党的な男だった。どこまでやれるか未知数だろう。 しかし、少なくとも若いときから必ず総理になるであろうと思われていた実力者であることは確かだ。 同じ世襲議員ではあるが安倍・福田・麻生とは政治家としての格が違う。 小沢の健康状態がもっているうちに次代のリーダーを見つけなくてはならない。 しばらく不景気は続くだろう。 こういう時だから政治の時代なのだ。